2015年09月06日

東証の設計工程における、品質向上の取り組み

先日、東証が取り組んでいるシステム設計についての記事を見ました。

コーディング過程で仕様上の疑問が発生すれば、常に設計レベルで見直すルールになっているそうです。
仕様は常に正しいもので、プログラマーはそれに沿って作ればよい、という発想の人たちもいますが、設計レベルで見直すことを絶対やれ、という品質へのこだわりは、多くの方に見習ってほしいところです。

それと、設計工程においては、二人の人が設計を行い、最終的に優れたほうを採用する制度もあるそうです。
これは面白い取り組みですね。一般のベンダーでは絶対やらないですね、こんなこと。

優れたほうの設計を採用するとのことですが、両者のいいところどりをしたほうが品質が高まるという場面もあるのではないかと思いました。

以上のような東証の取り組みはユニークで興味を持ちましたが、どうしてもコスト高になりますね。
費用をかけてでも品質を重要視する開発プロジェクトでは、参考になると思います。
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2015年09月01日

有料の画像素材を有料と知らずに勝手に使い続けた場合、著作権侵害として罰せられる判決

先日、有料画像素材を提供しているアマナイメージが、その有料素材画像を無断で使用したとして、弁護士法人を提訴し、勝訴したことがニュースになりました。

その弁護士法人が無料サイトから入手した画像が、実は真の著作権者が有料販売しているものだった、という背景があったのです。

今回の判決のポイントは、次の通りです。
・「無料サイトから入手した」「有償とは知らなかった」は裁判では通じず、被害者である著作権者が、違法な利用を立証すれば、有罪が成立する。
・著作物を利用する場合は、どこで入手したものであっても、利用する側が画像の真の権利関係について調査・確認をしなければならない。

権利関係のプロと考えられている弁護士事務所が違法判決になったことも、大きな注目点だったのでしょう。
今回の違法認定により、今後も類似の損害賠償が出てくるかもしれません。

ホームページや宣伝資料で画像を使用している方も多いですが、万が一「あなたが使用している画像は、うちが有償提供している著作物ですよ」のような連絡を受けた場合、変な意地を張って使い続けるよりも、いったん取り下げてから対応をしたほうがよさそうですね。
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2015年08月31日

NHKだけ映らないテレビアンテナ

NHKだけ映らないテレビアンテナ、人気あるんだそうな。
そんな商品が開発されています。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1508/17/news053.html

このアンテナを付ければNHK受信料を払わなくてよいのかどうかは、法律上グレーな感じのようです。
ハッキリさせるには、NHKを巻き込んで明確なルールが定められるか、このアンテナの利用者が裁判を起こしてその判決を待つか、になりそうです。

ちなみに私はNHK見ること多いので、受信料はしっかり払っておりまーす。
年払いで払ってるので、月払いよりちょっとお得です。
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2015年08月30日

Windows10のコマンドプロンプトが便利になったらしいのですが

Windows10でコマンドプロンプトが強化したそうです。
詳しくはこちら。

【まとめ】Windows 10で強化/追加されたコマンドプロンプトの機能】
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1508/28/news038.html

「強化」と表現されていますが、他のWindowsアプリで当たり前にできていたことが、ようやくコマンドプロンプトでもできるようになりました。(特に、コピー&ペーストとか・笑)

確かに今まで割と不便に感じていたコマンドプロンプトですが、これでようやく普通に使えるようになったかな。
ありがたく「便利」な機能を使わせていただこうと思います。

・・・時代は、PowerShellという意見もありますけれどね。
posted by キヨ at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界ニュース

2015年08月10日

「Windows更新プログラムの構成に失敗しました。変更を元に戻しています」の対処法

WindowsUpdateを実行して再起動後、「Windows更新プログラムの構成に失敗しました。変更を元に戻しています」のメッセージが表示された時の対処法を列挙しています。


対策1:KB2871777をインストールする。その後WindowsUpdateを実施する
https://www.microsoft.com/en-us/download/confirmation.aspx?id=40034

対策2:セキュアブートをOFFにする
http://homepage2.nifty.com/nonnon/Chinamini/win8/win8-h016.html
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dn481258.aspx

対策3:WindowsUpdateのコンポーネントをリセットする
http://support.microsoft.com/kb/971058

対策4:SoftwareDistributionを削除する
下記フォルダの内容を削除します。
削除の前に、WindowsUpdateのサービスを停止させます。
・C:\Windows\SoftwareDistribution\DataStore
・C:\Windows\SoftwareDistribution\Download

対策5:サポートページのツールを実行する
http://support.microsoft.com/kb/949358/ja


私はこの対策5までをやってみましたが、それでも「Windows更新プログラムの構成に失敗しました。変更を元に戻しています」のメッセージが表示されています。
最終手段として、クリーンブートで対応できそうです。ただ、事情があってクリーンブートは行えないので試せていません。これで治るといった記述をネット上ではたくさん見かけますね。

対策6:クリーンブートを行い、その後WindowsUpdateを実施する
http://refuge06.blog54.fc2.com/blog-entry-922.html
http://long-distance.jp/sb/log/eid353.html
posted by キヨ at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界ニュース

2015年07月30日

ドローンを使って建物を建築⇒建築のIT化・自動化

ドローンを活用し、家やビルを建築する研究が行われているそうです。
ドローンが決まった順序で建材を運んだり、建材を持ち上げて指定の位置に配置していくことなどが研究されています。

現状は人手で行っている建築作業を、ドローンとITプログラムの併用で自動化できれば、建築コストがもしかしたら下がるのかな、とちょっと期待もしています。

ただ実現にあたっては、ドローンの馬力がもう少し高まり、ミリ単位で空中移動ができるなど、さらなる技術進化も必要です。

DIYな感覚で、家を作れる時代が来るかな?
凄腕小学生が、自らのプログラミング力で家を建てちゃう、なんてニュースが出たりして。
posted by キヨ at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界ニュース

2015年06月17日

Excelで、オートフィルタで抽出したデータの合計値を計算したい場合

先日「Excelで、オートフィルタで抽出したデータの合計値を計算する方法を教えてほしい」と質問されて、パッと答えることができませんでした・・・
悔しかったのと、これを実現する方法を知っていると便利だなと思い、ちょこっと調べました。

こういうときは、Subtotal関数を使えばよいですね。
指定範囲の中で、オートフィルタで抽出されたデータだけを計算対象にできます。
抽出された数字の合計を出すこともできますし、データ個数や平均値などいくつかのバリエーションにも対応できますね。
便利な関数を、また一つお勉強できました。
posted by キヨ at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界ニュース

2015年06月01日

仕様書は、他人が読んで理解できて、初めて意味を持つ

仕様書は、正確な記述も大切ですが、読んだ人が迅速に正確に理解できるものでなければなりません。

たびたび見かける事例ですが、仕様書に沿って作業をする人が「仕様書を読んでも必要な情報が得られない」と訴える場合があります。
その場合、仕様書を作成した人に質問するなどして確認してみると、「仕様書に書いてある」という返事が返ってきます。
改めて仕様書を見てみると、確かに書いてはあるのですが、書いた当人のメモレベルの記述であるため、他の読み手には理解できない記述であることがあります。だから、「仕様書を読んでも必要な情報が得られない」という訴えが生じるのです。

このような状況では、ドキュメントはあっても、それを使って開発プロジェクトをスムーズに進行していくことができません。
仕様書に事実を正確に書くのは大切です。必要なことをもれなく書くことも大切です。
しかし数ある情報を、どのような順序で文章として組み立てれば読み手が理解できるようになるか、そこまで考えて仕様書は作ってほしいと思います。

「仕様書を読め」「仕様書に書いてあるよ」こんな一言で済ませようとするメンバーが多い組織は、たいていプロジェクト内でも情報連携がうまくいっていないことが多いですね。

仕様などの重要な情報は、紙だけでなく人の頭の中にあるものです。
紙があれば何とかなると、思ってはいけませんね。

仕様書は、他人が読んで理解できて、初めて意味を持つのです。
そのことは、いつもいつも、システム開発の上で感じていることではあるのですけれどね。
posted by キヨ at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界ニュース