今日は、目的を持って活動するうえでの組織づくりのお話。
前提として、有名ゲームのドラゴンクエストIIIを知っていることを前提とします。
このゲームを知らない人は、まずはやってみて、魔王バ○モスをやっつけるくらいまで進めれば、以下のお話が分かっていただけると思います(笑)
このゲームでは、4人一組となって冒険の旅に出ますが、それぞれ特徴を持った仲間と一緒に行動をしていきます。
例えば、がっしりした体格でモンスターの攻撃を受け止めてくれる役割、魔法を使うのが得意で一気にモンスターをやっつけてくれる役割、傷ついた仲間を助けて長期の旅を可能にしてくれる役割、などなど。
これら特徴は、言い換えれば専門技能とも呼べるものです。
ゲームの主人公である「勇者」は、目的を達成するためにどんな役割を持つ人を仲間にすればよいかを、組織のバランスや方向性も考慮して決めていきます。
ところがこの勇者というのは、何かに特化した技能を持っているわけではありません。
魔法を使うなら、その専門技能を持った役割が別にありますし、素早くモンスターを攻撃するにしてもそれを得意とする役割が別にあります。どれをとっても、他の役割の人には技能面ではかないませんが、それらの役割の業務もそこそこはこなせます。準万能、という言葉が当てはまるでしょうか。
どの技能をとっても100点ではない勇者ですが、旅の目的を達するためには欠かせない存在であり、意思決定すべき局面で勇者がいないと物語が進行しない、ということもあります。
このゲームにおける勇者の存在や、組織づくりの考え方が、現実世界でもあてはまりますね。
経営者、事業の中核人材、プロジェクトマネージャーは事業の目的を達成するため、専門スキルを持つ人材をうまく組み合わせて、リーダーシップをとって活動することが重要になります。
うまく適切に組織を作ることで、目的を短時間で達成できるだけでなく、未知の課題をも柔軟に切り抜けていくことができます。まるでドラゴンクエストの「勇者」と役割が重なりますね。
みなさん立場もいろいろでしょうけれど、全員がこの勇者的存在を目指す必要はないと思います。
得意なことと苦手なこともあると思うので、何か専門的な技能・役割を身に着けるのもよいでしょう。
でもその場合は、誰かが目的を達成したいと考える場合に自身の専門技能を必要とされること、さらにその必要とされる機会をたくさん持つことが重要ですね。
「ゲームはダメよ!」なんて言われて育つ子もいるわけですが、ゲームも役に立つ一面はあるんだよと、私は心の中かでひっそりと思っています(笑)
2015年11月28日
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