2015年04月23日

SSRS(SQL Serer Reporting Service)は使えるツールか?

.NETラボという勉強会で、SSRS(SQL Serer Reporting Service)についてのセッションがあったので参加してみました

SSRSとは、SQLServerにあるデータをもとに、視覚的なレポートを作成するツールです。
以前からSSRSの存在は知っていましたが、SSRSの使いどころや実務的メリットがなかなか見えませんでした。
たぶん私が知る限り、SSRSを扱ったテーマの勉強会が史上初(いいすぎかも)だったので、参加してみたわけです。

SSRSでどんなことができるのかは様々な資料がネット上に存在しますが、SSRSを使ってこのような経営課題を解決したとか、こんな風に業務を効率化したというような実利的インパクトに触れる機会は今まで全くありませんでした。

レポーティングの製品なら、他社から立派なツールも出ています。SSRS程度の機能なら、Accessからリンクテーブル経由でデータを読み出して帳票作成もできます。またExcelからSQLSererのデータを引っ張ってくるほうが、SSRSより使い勝手はよいかもしれません。

当日のセッションでは、SSRSの概要を紹介するくらいの内容でした。
セッション後のミニ懇親会で、講師に直接聞いてみましたが、講師の方もそこまでの実利メリットを感じているわけではなかったようです。

ただ一つメリットを上げるとするなら、ウェブ経由でレポート画像を提供するニーズには比較的手早くこたえられるという点でしょうか。しかし、使える場面がかなり限定的ですし、いろんな場面で使える!とまでは言えないと感じます。

SQLServer本体やSSASのほうは、Microsoftも力を入れて開発していますが、SSRSがそれに比べるとイマイチ弱い感じですね。

DBにあるデータを視覚化するニーズは非常に大きいので、SSRSがこれをうまく解決するツールになってくれると積極的に活用するのになあ・・・。
セッション前と、後とで、気持ちに変化なしです(笑)
(注:セッションが悪いわけではなく、ツールの有用性に問題があると思っています。)

今後のMSの開発に、期待します。
posted by キヨ at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | SQLServer
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