2016年03月18日

HTMLのソースコードに改修履歴を書いている、国税庁の「確定申告書作成コーナー」

今年の確定申告書提出も無事終わりました。
現在は、国税庁のサイト「確定申告書作成コーナー」で確定申告書を簡単に作れるので便利になりましたね。

私もこれを使って申告書を作成していますが、このサイトがどういう仕組みになっているのか興味があったので、HTMLファイルのソースコードを見てみました。

 
すると、過去の改修記録(不具合改修を含む)が、HTMLのコメントとしてご丁寧にも書かれてあるではありませんか(笑)
確定申告書作成コーナーの開発部隊では、不具合が発生したときに起票する書面を「故障票」と呼んでいるようですね。(そう書いてある・・・)

この改修履歴とJavaScriptのプログラムを見ましたが、税務を理解していないITエンジニアが、一生懸命頑張って作ったんだな、ということもよく伝わってきました(笑)
この開発部隊を束ねるマネージャーも、いろいろ苦労したことでしょう。

 
開発履歴や不具合の管理は、開発者側ではしっかり把握しておくべきことではありますが、わざわざサイト利用者のブラウザにまで転送しなくてもいいのに・・・と個人的には思います。
それに、作るときにどれだけミスしたかってことがばれてしまうので、ちょっと恥ずかしい。

私だったらこんなことはせず、ちゃんとプログラム開発管理ツールで履歴を残しますけれどね。
15年前の仕事のやり方を採用している会社に、発注したんじゃないかなーと、個人的には推測しています。

 
と、いろいろ書きましたが、便利なサイトの裏には、不具合改修をたくさん積み上げながらも、作った人たちの苦労があるものなんですよ。
そんなことを思いながら、今年の確定申告書を作ったのでありました。
posted by キヨ at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | システム開発