先日、ノートパソコンをWindows10に変え、Office2016にバージョンアップしました。
その環境で勉強会を行いましたが、パワーポイントのスライドをプロジェクターで表示した後に、画面の設定が勝手に切り替わってしまい、ちょっと困ってしまいました。
実はPowerPoint2013から、「発表者ビュー」という機能が搭載されています。
これは、スライドショーを行ったときに、
・閲覧者に対しては、プロジェクターでスライドを大画面で見せる
・発表者側のノートパソコンには、スライド以外にもプレゼンで役に立つ情報を表示させる
を実現する機能です。
この機能が便利と思う人もいるでしょう。しかし厄介な面もあって、ノートパソコンで発表者ビュー機能を使うと
・ノートパソコン画面とプロジェクター画面がつながる設定が自動的になされる
・その結果、ノートパソコン画面とプロジェクター画面で同じ画面を表示することができない
という現象になります。
パソコンとプロジェクターとで同じ表示にしたければ、都度ディスプレイの設定をやり直さなくてはいけません。
パワーポイントのスライドショーと、それ以外のソフトでのプレゼンを交互に行う場合、このやり直しを何回も行うことになるため、これはなかなか不便です。
そういえば、パワーポイント2013を使い始めたときも、こんな状況に見舞われて困ったことがありました。
すっかり忘れたころに、同じ目にあったわけですが、そこでパワーポイントのソフトの設定を変え、この「発表者ビュー」の機能はOFFにしました。
これでパソコンとプロジェクターとで、常に同一画面を表示させることができ、作業をやりやすくなります。
みなさんも、パワーポイントのソフトのバージョンを挙げたときには気を付けてくださいね。