ベンダーが、ユーザー企業からシステム開発を受注するときに必要なことを、メモしておきます。
・ユーザー企業の投資計画や評価方法を把握する。
ユーザー企業において、どのようなシステム開発プロジェクトが成功と見なされ、喜ばれるのかを知るべき。それと異なる観点でシステム開発の提案をしても、受け入れられない結果になる。
・ユーザー企業のシステム全体像を把握する。
これから着手しようとしている開発案件が、どのような位置づけであり、どのようなシステムと連携すべきなのかを見定める必要がある。
・ユーザー企業がどこまでを自分でやり、ベンダーに何を期待しているのかを把握する。
期待されている領域を誤って判断しても、ベンダーの提案は受け入れられない。
・ユーザー企業の開発標準、アーキテクチャ方針を把握する。
既存の標準やアーキテクチャから大きく外れた提案は、人的負担やコストの面でマイナス評価となる場合がある。
・発注権者、発注手順、発注のタイミングを把握しておく。
担当者が発注を予定しているなどと言っても、最終的に発注を決定する権限を持つ者が別の人であることもある。